校長挨拶

奈良県立奈良高校 校長 中野善久

 宝相華会ホームページの開設おめでとうございます。
 平素は、本校教育の充実・発展のために物心両面にわたりご支援を賜り、心よりお礼申し上げます。とりわけ、卒業生の皆様が各界で活躍されていることは、生徒の将来の目指すべき理想として大きな励みとなっているところです。
 大正13年に奈良県立奈良中学校として開校した本校も本年度で95年にわたる歴史を刻んでまいりました。この間、「自主創造」の理念のもと、プラトンとアリストテレスが対話する「竪義の庭」に象徴されるリベラルで文化的な校風を醸成してまいりました。また、平成16年に指定を受けたスーパーサイエンスハイスクールも16年目を迎え、大学や研究機関との連携や海外研修等を通して国際的視野を有する科学分野のリーダーの育成を目指して取り組んでいます。
 この3月の進路状況は、現役生、過年度生合わせて国公立大学287名、私立大学318名であり、生徒はそれぞれの夢の実現に向けて新たな一歩を踏み出しました。
 また、部活動においても、体育部、文化部のいくつかの部が県の代表として近畿大会や全国大会に出場しております。昨年度は、体育部、文化部合わせて7クラブが全国大会に出場の他、ロボット研究会は世界大会6位という成績を収めました。こうした部活動の躍進を支えているのは、宝相華会の皆様のご支援の賜物と重ねて感謝申し上げる次第です。
 ご存知のとおり昨年6月に県教育委員会より「県立高等学校適正化実施計画」が発表され、本校は令和4年4月に現平城高等学校跡地に移転することとなりました。これは本校の耐震整備の早期完了とそのために現存校舎の有効活用を趣旨とする措置であります。しかしながら、移転までの暫定的な耐震化に対応した措置が必要と判断され、本年度より移転までの間、仮設校舎で対応することになり、現在、仮設校舎が完成する9月まで、1・2年生は城内学舎で、3年生は法蓮学舎で分かれて学んでいます。生徒は前向きな姿勢と自分がやるべきことを見据え、学習や学校行事、部活動に懸命に取り組み、各自の学校生活を創造性豊かなものに高めています。2学期には全員揃って法蓮学舎において仮設校舎を中心にして学ぶことになります。同窓生の皆様には、大変ご心配をおかけしておりますが、生徒の充実した学校生活に向けてこれまで同様、奈良高校を温かく見守っていただけますようお願い申し上げます。
 結びに、本ホームページを通じて同窓生の皆様の交流の輪が広がることをご期待申し上げるとともに、宝相華会の一層の隆盛をご祈念申し上げ、ご挨拶とさせていただきます。

令和元年6月
中 野 善 久

宝相華会 公式ホームページ

当ホームページは、宝相華会 奈良高校同窓会の会員間の情報交流を目的としております。
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