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加藤雅也さん(高57卒)

私の仕事は俳優で、奈良高の卒業生の中では異色だと思います。
”勉強しろ!勉強しろ!とにかく良い大学に行け!”というのが当時の先生の口癖だったと思います(笑)
私もそう信じていたひとりでしたが、奈良を離れて横浜で一人暮らしを始めて、その事が本当に正しいのかと考える機会をもったことが、芸能の仕事に踏み込む決心をさせたと思います。
そして大学のゼミの蝶間林先生からいただいた言葉”とにかく勉強しろ。経験しろ。成功してお金が入ったら車や時計を買うのも良いが、勉強にもお金をかけろ。良い先生は高い。良い本は高い。海外に行くのもお金がかかる。知識、経験は倒産しても没収されることはない。お前の頭の中に残っている。それを使ってカムバックすれば良い。”この言葉を忘れることなく、常に勉強することは続けています。いろいろ学べば学ぶほど自分が無知であることを知らされるものです。高校時代の強制的な勉強ではなく、自主的に学ぶのは楽しいものです。
俳優になった当初は、映画の仕事が中心でしたが近年はやれることはなんでもやろう。オファーがあるということは、できると思われているから要求されるのだろうと考えて、どんどん新しいことにも挑戦しています。45歳から舞台も始め50歳ではラジオのDJ、近年はバラエティー番組、写真展、ライブショー、ワークショップ、講演など、新しい分野にも挑戦しています。やればまた新しく学ぶ事があり、それが本業の俳優業にもプラスになる事が多いです。
2019年からは、奈良の観光大使にも就任し、奈良での活動も増えてきました。奈良出身でありながら奈良のことをよく知らない。アメリカで生活した経験から、特にインターナショナルで活躍していくためには、英語以上に日本のこと、そして生まれ故郷のことを知らなければならないことを痛感させられました。
せっかく奈良に生まれたのですから騙されたと思って奈良のことを勉強してみてください。皆さんの今やっている仕事に役立つものが発見できるはずです。 厳密に言えば役立てるヒントを見つけるのです。

来年で60歳になります。70歳になっても俳優の仕事を続けていられるように、新たな演技スキルを身につけるための10年が始まると思っています。
また、世界はここ数年で大きく変わりました。以前からAIの進化とともにシンギュラリティーが起こると言われてきました。
今までの常識で生きていたのでは取り残される時代が、もうすぐそこまでやってきていると思います。
”過去の延長線上に未来はない!”を頭に置いて、世界の動きと自分の仕事・自分の将来を常にリンクさせながら、チャレンジし続けたいと思います。

加藤雅也オフィシャルFC

生駒で開催したアートイベント

プロフィール

1963年奈良県出身。
大学在学中にモデル活動を開始し、東京コレクション、パリコレクションを経験。
1988年『マリリンに逢いたい』で俳優デビュー。1995年から活動拠点をロサンゼルスに移し、英語での演技、メソッド演技の勉強をした後、ハリウッド映画『GODZILLA』にも出演。代表作に『外科室』『荒ぶる魂たち』『BROTHER』『海猿』『アンフェア』『真田十勇士』『キングダム』『二階堂家物語』『影に抱かれて眠れ』『彼女は夢で踊る』『軍艦少年』がある。
2019年には奈良市特別観光大使に就任。レギュラー番組は、ラジオFM yokohama「加藤雅也のBANG BANGBANG!」がある。

 

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